仕事中の耳栓について(「カシオペア」運転手問題) (第23号)

■「耳栓ブログ|ae The Blog」の高祖です。こんばんは!

気がつくと、ロンドン・オリンピックも
中盤戦、みなさんは寝不足になってませんか?
昨日の朝は、ボルト選手の金メダルをなんとか早起きをして
目の辺りにすることができました。
みなさんもみました?

■本日は、

すこし前の話になってしまいますが
7/20に取り上げられた寝台特急「カシオペア」運転手の耳栓に関連して
「仕事中の耳栓」についてお話をしていきます。
記事はこちら。

■こちらの話を簡単に説明すると

人気の寝台特急「カシオペア」(札幌発上野行き)が
青函トンネル内で緊急停車してしまい、その原因が運転手の耳栓だった
ということだそうです。

■この運転手は

「トンネル内の騒音を軽減するために耳栓をしていた」ため、
警告音に気づかず、一定時間、何の運転操作しない場合に作動する
非常停止装置が作動、緊急停車させてしまったようです。

■この出来事に関する記事をいろいろとよみあさっていると

次の2つの側面が浮き彫りとなってきます。
1つ目の側面は、この運転手が
「耳を守りたい、または騒音によるストレスを軽減したい」
と思っていたこと。

■実際にその後のJR北海道の調査で、

その他に3人の運転手が
列車の運転中に耳栓を使用していたことがわかり、

さらに、トンネル走行中の運転席の騒音は最大98デシベル
(騒々しい工場で90デシベル程度、電車が通る時のガード下で100デシベル程度)
ということがわかりました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120725-OYT1T00340.htm

■これだけ騒々しい職場であれば、

確かに耳栓をしたくなるのも十分わかります・・

運転手にとってみると、
青函トンネルが近づいてくると
また、耳が痛くなる・・と思っていたのではないでしょうか。

会社側も、もう少し積極的にトンネル内騒音の軽減を
行う必要があったと思います。

■2つ目の側面は、

耳栓を装用する場合、安全上問題がないか?という視点で
耳栓使用を検討する必要があるということです。

今回の「カシオペア」の事件?事故?は
電車の緊急停車で終わり、特に犠牲者がなかったので良かったのですが、
場合によっては、犠牲者を出してしまうこともあったかもしれません。

■ですので、

耳栓を装用しながら仕事や作業を行う場合は、
しっかりと安全確保ができているか・・
例えば、聞こえるべき警告音、車両の接近音などがしっかりと聞こえるか
危険を伝える人の声が聞こえるよう確保されているか
確認する必要があるということです。

■「カシオペア」の運転手が耳栓使用することを想定した場合
(もちろん、騒音自体を出さない対策もありますが・・・)

(1)耳栓に音の選択性(警告音などの高さだけを通し、その他の音を通さない)があり、
(2)最大98デシベルのトンネル内騒音は抑えるような耳栓があれば

それが求められているということになります。

■実は、「耳栓ブログ|ae The Blog」で取り扱っている耳栓「MusicSafe Pro」は

このような要求にお答えできるかもしれません。

ただし、警告音、警報音、緊急時に聞き取りたい音などは、
それぞれの状況により、大きく異なります。
ですので、実際に、使用する前に、
安全確保のための聞き取りたい音をひとつひとつ確認することを
強くおすすめします。

■「MusicSafe Pro」の大きな特徴は

3種類のプラグが付属しており、それを差し替えながら
特定の音の高さに対する遮蔽度を調整できること。

詳細について興味のある方はこちらへどうぞ。

■本日は、「仕事中の耳栓」について

寝台特急「カシオペア」運転手の耳栓装用の話を
取り上げながらお話をしてきました。

■それでは、また次回よろしくお願いします。

まだまだこれからのオリンピック・・・
私は、夜更かしをして
オリンピック観戦を楽しんでいますが
昼間に眠気が・・・・

みなさんもお体には気をつけて!