ミュージシャンと耳の問題   (第3号)

■こんにちは!「耳栓ブログ|ae The Blog」の高祖です。

ae The Blogでは、身近な話題から、
防音、騒音の対策を考えるというコンセプトにそって
提供させていただいています。

昨日、一昨日と続けて、
ミュージシャンと聴覚障害」、
ミュージシャンと耳鳴り」と
ミュージシャンに関する耳の問題について
取り上げてきました。

また、多くのミュージシャンが耳の不調を訴えているという事実
を知りました。

■そこで、耳鼻科の先生方で、

ミュージシャンと聴覚障害、耳鳴り、難聴といったトピックで
取り上げている人がいらっしゃらないか調べてみました。
すると、何人か耳鼻科の先生がご自身のホームページで
そのようなトピックを紹介していることが分かりました。

■いくつか「ミュージシャンと聴覚障害、耳鳴り、難聴」などを取り上げているサイトを紹介すると

みやはら耳鼻咽喉科
笠井耳鼻咽喉科クリニック自由が丘診療室

こちらのサイトでも紹介されています。

■上記のサイトでの書き込みを読んでみると

どれも深刻なことが書いているようです。
特に目につくキーワードとしては、以下のようなものがあります。

急性音響性難聴
音響外傷

■「急性音響性難聴」と「音響外傷」は

同義として使われているようで、
National Institutes of Health(アメリカの国立衛生研究所)の説明によると
音響外傷のことをAcoustic Traumaと呼んでいます。
英語ですが興味のある方はこちらを・・

その定義としては「非常に大きな騒音による、
内耳の聴覚メカニズムに対しての外傷」
としています。

ちなみに、内耳は、耳のもっとも奥にある構造であり、
その中にある蝸牛で、音の振動を神経(蝸牛神経)に伝えるための仕組みがあります。

耳栓ブログ|ヒトの耳(紫色の部分が内耳)
「wikipedia:ファイル:Ear-anatomy.pngより」

■ひきつづきNational Institutes of Healthによる説明ですが・・

原因としては

  1. 耳の近くでの爆発音(An explosion near the ear)
  2. 銃声(Gunshots)
  3. 大きな音に長時間さらされる(例、音楽、機械装置)(Long-term exposure to loud noises such as loud music or machinery)

をあげています。

■症状としては、

  1. 難聴(多くの場合、部分的に、高い音の音域で;さらに悪化する可能性あり)
  2. 耳鳴り(耳のなかで雑音、音が鳴っているのが聞こえる)

だそうです。

■それでは、大切な対処方法ですが、以下のように書かれています。

  1. 聴覚障害の場合、処置ができない可能性がある。その場合、目指すべき対処は、耳をさらなるダメージから守ることである。鼓膜の治療が必要な場合もある。
  2. 補聴器を使用することで、コミュニケーションの助けにはなる。
  3. 会話の際に、人の口の動きを見て、言っていることを理解できるようになることはできる。

■National Institutes of Healthがおすすめする予防方法ですが、

  1. Wear protective ear plugs or earmuffs to protect against damage from loud equipment.
  2. Be aware of risks connected with activities such as shooting guns, using chain saws, or driving motorcycles or snowmobiles.
  3. Do not listen to loud music for long periods of time.

と書かれています。

翻訳すると・・・

  1. 大きな音の出る装置からの耳のダメージを守るため、耳栓、イヤマフをつける
  2. 銃声、チェイン・ソー(電動ノコ)、バイクやスノー・モービルなど耳にリスクがありそうな活動をする際に気をつける
  3. 大きな音を長時間聞かない

とあります。

■先日もお話しましたが、私も若いころは、友人と連れ立って

バンドのライブの最前列で盛り上がってましたが
やっぱり、耳は守らないといけなかったようです。
そのときは、その時なりに
ティッシュとかを耳に詰めたりしてましたが・・・

■これから、夏に向け、ロックフェス、ライブ、コンサートと

楽しいイベントが目白押しとなります。
いろいろと参加されることを考えている方も多いのではないでしょうか。

是非、大切な耳に気をつけて、音楽イベントを満喫しましょう!
私は・・・・・今年は、現在8か月の娘がいるので、無理かも・・・・
別の意味で(耳もとでの奇声、突然のおたけびなど)、
耳に気をつけないといけない感じですが・・

残念。

■「ae The Blog」では、
ライブの時に、ピッタリの耳栓 MusicSafe Proを取り扱っています。
少し紹介させていただくと・・・

MusicSafe Proは・・・
聞こえてほしい音が聞こえるところが普通の耳栓と違います!
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耳栓の詳細をお知りになりたい方はこちらへどうぞ。

■本日は、「急性音響性難聴」と「音響外傷」

ということを中心にお話ししてきました。

このようなトピックに関して、耳鼻科の先生方も、
多く取り上げているというお話もしました。

すでに、耳の調子が気になるという方は
一度、耳鼻科の先生に見ていただくことをおすすめします。
(ちなみに、取り上げた耳鼻科の先生方と、私自身は
特に、なにも関係性もなく、面識もございません・・・
勝手にインターネット検索で見つけたものになりますので
ご了承ください)。

それでは、次回も「防音」、「騒音対策」と
考えて私の気になる話題をお届けします。

それでは、本日はありがとうございました。

■「耳栓ブログ|ae The Blog」では

こちらから情報を発信していくだけでなく、
みなさんの周りでの「防音」、「騒音対策」
などについて情報も取り上げて、みんなでいろいろと考えていき
共有させていただきたいと考えています。

何かコメントなどあれば、お気軽に
info@sounds-lab.comまでお問い合わせください。
それでは、次回まで!


ミュージシャンと聴覚障害   (第2号)

■こんにちは!「耳栓ブログ|ae The Blog」の高祖です。

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昨日は、「耳鳴と音楽」ということで
エリック・クラプトン、ロジャー・ダルトリー
が耳の音楽で、耳に問題を持っているというお話をしました。

■そのあと、いろいろと探していると

今度は、「スティングが・・・・・」
という記事を見つけました。

見つけた記事は、下記の2つです。

記事①
“Sting-ing Hearing Loss”

記事②
“Sting to Support Global Hearing Loss Campaign”

■まずは、記事①のほうから見ていきましょう。

タイトルですが
“Sting-ing Hearing Loss”

これは、どう翻訳したらいいのでしょう?
Stingという単語は、「針で刺す」という意味がありますし、
名前も「Sting」なので、言葉をかけているのでしょうか。

翻訳(誤訳?)しますと
「ずきずきするような聴覚障害?」となります。

■それでは、翻訳文です。

「私と同じくらいスティングのことが
好きであれば、この事実を受け止めるのが難しいでしょう。

このロック・ミュージシャンは、衰えていっている聴覚の問題を患っており、
徐々に難聴になっていく可能性があります。(中略)・・・

■・・・重要なレコード関係者と状況の打ち合わせを終わったばかりに

情報筋に聞いたところによると
「彼は、本当に、聴力を失っていっています」。
また、悲しいことに、Stingについている女性スポークスマンが、
その事実を認めて言うには
「正しいですよ。Stingは、数年前からそのことに気づいているようです」。

■この女性スポークスマンは、スティングの聴覚障害はそれほど深刻ではない

と控えめに伝えているが、その一方で、
一日中、大きな音にとり囲まれているロック・ミュージシャンにとって、
少しの聴覚障害はよくあることだと言っている。

スティングが、まだエレキギターを演奏できているという事実があるので、
女性スポークスマンは、そう言っているのかもしれない。

ただ、このスポークスマンの話によると、
スティングがときどき話の中で、聞き返してくるということはあると言っている。

また、スティングは、必要な時に、他人の口の動きをみて、
会話を理解するのがうまいと言っている・・・」

■スティングが聴力障害を持っているといことを

知らなかった私にとって、ちょっと衝撃的でした。
確かに、ミュージシャンは音に囲まれている。

でも、このように問題が深刻になってきているとは
私自身、びっくりしています。

■それでは、記事②を見ていきましょう。

タイトルですが
“Sting to Support Global Hearing Loss Campaign”

翻訳しますと
「スティングが世界規模の聴覚障害キャンペーンをサポートしている」となります。

■こちらのほうでは、スティングが

「聴力、聴覚の大切さと聴覚障害に関することに
もっと注目していこう!という」”Hear the World”という
キャンペーンに参加しているというお話です。

スティング以外にも、ジュード・ロウ、
エル・マクファーソン、アニー・レノックス、
ジェリー・ホール、ピーター・ガブリエルなどが参加しているようです。

■かなり意外でしたが

キャンペーンに使われている写真は、
ブライアン・アダムスが撮影したものだそうです。
ブライアン・アダムスも、聴覚障害を持っているのでしょうか?

ちょっと調べてみましたが、これについては、今のところよくわかりません。

■このキャンペーン”Hear the World”は、

世界規模で展開をしているスイスの補聴器メーカーPhonakが
展開しているようです。

このキャンペーン自体のサイトは、下記になります。
英語でのサイトになりますが、かなりの分量となりますので、
私のほうでは翻訳いたしませんが、興味のある方はチャレンジしてみてください。

“Hear the World”こちら。

■本日は、”Sting-ing Hearing Loss”

という記事を中心にお話ししてきました。
昨日に引き続き、とりとめのないような話になってしまいましたが
ミュージシャンの人たちが
聴覚障害などで苦しんでいることが分かってきました。

やっぱり楽器の演奏を大きな音で
いつも聞き続けているということは
耳に負担がかかっているのでしょうか。
それでは、本日はありがとうございました。

■「耳栓ブログ|ae The Blog」では

こちらから情報を発信していくだけでなく、
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などについて情報も取り上げて、みんなでいろいろと考えていき
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それでは、次回まで!


ミュージシャンと耳鳴り   (第1号)

■こんにちは!「耳栓ブログ|ae The Blog」の高祖です。

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耳栓使用での対策を考えるというコンセプトにそって
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ところで、昨日は、スカイツリーがオープン。
開業初日の展望台や商業施設などの来場者数が計21万9000人。
展望台だけでの入場者は約9000人だったそうです。

すごいですね!
なかには、来場された方もいらっしゃるのでは・・・?

■さて、今日は、自己紹介の初投稿をした後の、

第1回目の投稿になります。
自己紹介をしてから、だいぶ時間がたってしまいましたが
これからは、できるだけ頻繁に
投稿していくと考えています。
よろしくおねがいします。

■本日は、みなさんにとって身近なところから

「防音」、「耳栓」と考えていたのですが、
いろいろと探しているうちに
次のような、記事を目にしましたので
紹介させていただきます。

■見つけた記事は
“Eric Clapton Suffers Hearing Loss”
というものです。

タイトルを翻訳すると
「エリック・クラプトンが、聴覚障害を患っている」
というものです。

これは”Glamrr”という最新の芸能情報や
ホットな話題を提供するサイトで紹介されたものです。

■私自身、前職が補聴器の開発エンジニアだったので、

「難聴」、「聴覚障害」、「耳鳴」といった言葉を聞くと
ついつい反応してしまいます。
一種の職業病みたいなものなんでしょうかね。

■ともあれ、エリック・クラプトンといえば、

ご存知の方も多いかと思いますが、
イングランドのリプリーという町の出身の
ミュージシャン、ギタリストですよね。

ヤードバーズ、クリームなどの人気バンドで
ギタリストとして活動して、
「スローハンド」というニックネームで親しまれている人ですよね。

耳栓ブログ|800px-Eric_Clapton_in_concert
「wikipedia:ファイル:Eric Clapton in concert.jpgより」

■私は、正直それほどまでエリック・クラプトンについては

詳しくはないですが
「愛しのレイラ」とか「チェンジ・ザ・ワールド」
は良く耳にしたものでした。

特に「愛しのレイラ」は
ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドへの
クラプトンの恋心をうたっていることで
知られてますよね。

■そのエリック・クラプトンですが、

この記事によると・・・
(以下、私が翻訳した翻訳文です)。

「・・・年をとれば、若い時に行ってきたことすべてが、
なんらかの形で戻ってくる。・・・

社会的影響力のあるギタリストで中度の耳鳴りを患い、
その原因が、自分の60年代の極端に大きな音での
パフォーマンスにあると告白しているエリック・クラプトンにとっても同様である。

彼によると、「自分の耳は破壊されてはいない
でも、立ち止まって、聞き入ってみると中程度の耳鳴りだと思うけど
笛を吹いたような音が常時聞こえてくる。」・・・」

■さらに、記事は続きますが

・・・The Whoのリーダーでボーカルのロジャー・ダルトリーも

最近、世界中で行っていたロック・スタジアムでのコンサートが原因で
自分の耳に障害を与えていると告白している。

彼が言うには、
「もし、今現在、家で音楽を楽しむのであれば、
おそらく、クラシックな音楽を演奏するだろう・・

主な理由は、まだ十分聴き取れるだけの聴力は残されていて、
残されている聴力をできるだけ維持していきたいから・・・」

耳栓ブログ|Roger Daltrey

「wikipedia:ファイル:Roger Daltrey 2.jpgより」

■もちろん、バンドをやっている人全員が

聴力障害、難聴、耳鳴になるとは思えませんが、
やっぱり楽器の演奏を大きな音で
いつも聞き続けているということは
耳に負担がかかっているのでしょうか。

■私も若いころは、友人と連れ立って

バンドのライブ(パンク・バンドが多かった気がする・・)
の最前列で盛り上がってましたが(楽しいですよね—)

ライブ後に、耳の聞こえが遠くなり
友人と話をするのが、難しかったような覚えがあります。

やっぱり、耳は守らないといけないですね。
そのときは、その時なりに
ティッシュとかを耳に詰めたりしてたんですけどね・・・

■本日は、”Eric Clapton Suffers Hearing Loss”

という記事を中心にお話ししてきました。
とりとめのないような話になってしまいましたが
次回は、できるだけ「防音」、「耳栓」と
考えて私の気になる話題をお届けします。

それでは、本日はありがとうございました。

■「耳栓ブログ|ae The Blog」では

こちらから情報を発信していくだけでなく、
みなさんの周りでの「防音」、「耳栓」
などについて情報も取り上げて、みんなでいろいろと考えていき
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それでは、次回まで!