WHOでの騒音のガイドライン値②(安眠編)(第13号)

■こんにちは!「耳栓ブログ|ae The Blog」の高祖です。

「耳栓ブログ|ae The Blog」では、身近な話題から、
防音、騒音の対策を考えるというコンセプトにそって
提供させていただいています。

■先日から、実際に生活に影響が出ると

考えている騒音とはどのようなものか
考えて、WHO(世界保健機関)での騒音のガイドライン値
について、お話を始めました。

下記の表ですよね・・・
(すみません、英語の表をそのまま、ドーンと
出してしまって・・・)

耳栓ブログ|WHO騒音ガイドライン

■また、表を見ていく上で、

必要な用語のはなしをしてきました。
まだ、ご覧になられていない方がいれば
こちらへどうぞ。

■それでは、本日は、

内容的な、お話、つまり・・・
「実際に生活に影響が出ると考えている騒音とは・・」
についてお話をしていきます。

■以前お話をしたように、

個人的には、表に示されている内容
ひとつひとつが、解釈などを含めると
かなり重要だと思ってますので
これから数日、上記の表を少しずつ、少しずつ
解説、解釈して行きます。

■それでは、まず・・・

表のうち、
Dwelling, indoors
Inside bedrooms
Outside bedrooms

の欄を見ていきましょう。

■見にくいので、

この部分だけ、抜粋して
翻訳した表を載せます・・・
これです。

耳栓ブログ|WHOガイドライン表指示_bedroom抜粋

■まず、Dwelling, indoors「住居、室内」ですが

「問題となる健康に対する影響」は
音声明瞭度、中程度のイライラ感(昼間、夜間)

ガイドライン値は・・・・
LAeq[デシベル]  35
Time base [時間] 16
LAmax, fast[デシベル] 指定なし

■つまり、これをまとめると

16時間計測して、ざっくりした、音の大きさの平均値的なもの
(人間の聴覚感度も考慮して)が35デシベル以内であれば
音声明瞭度、中程度のイライラ感(昼間、夜間)は大丈夫ですよ・・
となります。

LA max fast (dB) つまり、突発的な音についての
ガイドライン値は、指定してありませんが

影響されるものも、音声明瞭度、イライラ感ということで、あいまいなので
睡眠を妨害される時のように、音に対してシビアな状態でないので
特に指定していないんだと思います。

■35デシベルといえば

図書館の静かさより、若干静かなくらいです・・

確かに、これくらい静かであれば
人と話をしても、しっかりと聞こえ
イライラもしないですよね。

■ちなみに、この間お話していた

言葉の定義に関わるお話ですが・・
上記の35デシベルは、16時間計測して・・・
ということなんで、瞬間瞬間では
この35デシベルを超えていることは
ありえます。
あくまでも、ざっくりした、音の大きさの平均値的なもので
いえばということになります。

■同じように、Inside bedrooms「建物の内側に配置のベットルーム」
を見てみると

「問題となる健康に対する影響」は
睡眠の妨害(夜間)

ガイドライン値は・・・・
LAeq[デシベル]  30
Time base [時間] 8
LAmax, fast[デシベル] 45
です。

■つまり、これをまとめると

「建物の内側に配置のベットルーム」では
8時間の睡眠時に計測して、
ざっくりした、音の大きさの平均値的なものが
30デシベル以内であれば、
睡眠の妨害にはなりませんよということになります。

■こちらの方では
LA max fast (dB)、つまり瞬時的な音に対しての
指定もされており、それが45デシベル・・・

ちょっとわかりにくいと思うので
調べてみると・・やっぱり、ありますね・・

一般的なマウスのクリック音やホイール音の音量
は58.0dBなんだそうです。下記参照。

http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0906/26/news098.html

つまり、突発的な音があったとしても
一般的なマウスのクリック音やホイール音より
少し小さい音であれば睡眠の妨害にはなりませんと
いうことになります。

■更に付け加えるて

上記のことを、逆に解釈すると
一般的なマウスのクリック音で
睡眠妨害になる可能性がある
(もちろん、クリック音やホイール音がする場所から
みなさんが寝ている場所の距離とかも
関係してくると思いますが・・

■さらに同じように、Outside bedrooms「建物の外側に配置のベットルーム」
を見てみると
「問題となる健康に対する影響」は
睡眠の妨害、窓が空いた状態(屋外での値)

ガイドライン値は・・・・
LAeq[デシベル]  45
Time base [時間] 8
Lamax, fast[デシベル] 60
です。

■まとめると

「建物の外側に配置のベットルーム」では
8時間の睡眠時に計測して、
ざっくりした、音の大きさの平均値的なものが
45デシベル以内であれば、
睡眠の妨害にはなりませんよということになります。

LA max fast (dB)、瞬時的な音に対しては
60デシベル・・・

■お気づきな方もいるかとは思いますが

先ほどの「内側」の音よりは
大きく指定されています。

理由は、私にははっきりとわかりませんが
考えられることとして次のようなことがあげられるのではないでしょうか・・

①外側に面した部屋で、窓が空いた状態の場合、現実的に考えて、騒音が大きめになるため
②実際、睡眠が妨害されるとき、音の大きさだけでなく、その音が、他の背景となっている音に対して、どれだけ際立っているか

■いずれにせよ・・・

瞬時的な音 LA max fast (dB)が60デシベル・・・
先ほどの一般的なマウスのクリック音やホイール音の音量58.0デシベル
とほぼ同じということであれば
これでも、かなり小さい音だということが
お分かりになるかと思います。

■本日は

「実際に生活に影響が出ると考えている騒音とは・・」
についてお話をしてきました。

実は、「住居、屋内」、「建物の内側に配置のベットルーム」、
「建物の外側に配置のベットルーム」の騒音について
もう少しだけお話したいことがあります。

今回は、ちょっと長くなってきたので
このあたりにしておきます。お疲れ様でした。

次回に続きをお話します。

■なんだかテレビ番組の「番宣」みたいになって来ましたが・・・

耳栓ブログ|ae The Blog」では、

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■それでは、次回もよろしくお願いいたします!
本日はありがとうございました。

耳栓ブログ|ae The Blog」では

こちらから情報を発信していくだけでなく、
みなさんの周りでの「防音」、「騒音対策」
などについて情報も取り上げて、みんなでいろいろと考えていき
共有させていただきたいと考えています。

何かコメントなどあれば、お気軽に
info@sounds-lab.comまでお問い合わせください。
それでは、次回まで!


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