■おはようございます。「耳栓ブログ|ae The Blog」を運営している高祖です。
先日、近場のお寺に紅葉狩りに行ってきました。
かなりの見栄えで・・
一緒に行った母とも話してたんですが
なにか理由は分からないけど、
紅葉には日本建築がなぜか合いますね。
このような感じでした。
■さて、本日の本題ですが
「騒音ガイドラインで示されていること、カバーできないこと」
についてお話いたします。
ここでの騒音ガイドラインは、
厚生労働省から公表されている
「騒音障害防止のためのガイドライン」(平成4年10月1日付)
を指します。
■毎日の業務で、大きな音にさらされている人(例、工場作業員)
にとって、工場内の騒音状況を規制するガイドラインがあると
安心できますよね。
実は、上述の「騒音障害防止のためのガイドライン」がそれにあたります。
こちらは、読んでいただけると分かると思いますが
主に、工場内の音の環境をこのようにしておきましょう
ということが書かれています。
■もう少しだけ詳しくお話しますと
作業場全体と、騒音発生源に近く作業が行われている場所での
騒音レベルの状況に応じて管理区分を指定して、
騒音レベルが90dB以上の作業場に対しては、
作業場の改善のみならず、
保護具(耳栓、イヤマフ(耳覆い)の使用をするようにとしています。
■90dB以上という音の大きさが上記の説明で出てきましたが
参考のため、日常の音の大きさはこちらです
(岡山市環境白書を参照しています)。
ロックコンサート 110dB
騒々しい工場の中 90dB
静かな事務所 50dB
■騒音ガイドラインでは、音が大きいと判断された場合
作業場の改善のみならず、
保護具(耳栓、イヤマフ(耳覆い)の使用をするように
とはしているものの
特に保護具(耳栓、イヤマフ(耳覆い)の場合
どのような物を使用すれば、解決に向かうかは
ハッキリと示してはいません。
■とは言っても、実際に騒音の状況によって
最適の対処方法も変わってしまうのも確かです。
ですので、工場内などで騒音の問題があるのであれば
まずは出来る限り客観的に
(例、騒音計を使う、第3者に工場内の騒音状況について
の感想を聞かせてもらうなど)
音の状況を把握することに努めましょう。
■その時に忘れてはいけないこととしては
耳を守るということだけでなく
安全上、作業上必要な音が
なにかないか確認することです。
例えば、私の聞いたことがあるところでは
工場内装置の操作音、同僚との会話音、取引先からの電話、
携帯電話の着信音、装置の調子を把握するための異音・・など
■保護具(耳栓、イヤマフ(耳覆い)の使用を考えるときに
「遮音性能だけを上げれば使用者の耳の健康、衛生は守られる」
と考えがちですが
実際には、意外にも
「使用者の必要な音(人の声、警告音、電話の音など)が
聞こえないと装用さえされない場合がある」
というのが現実です。
慎重に考えましょう!
■本日は、「騒音ガイドラインで示されていること、カバーできないこと」
についてお話ししました。
それでは次回まで!